?歯周病管理とは②

②かみ合わせの自己調整

歯周病管理の2つ目は、かみ合わせのズレへのケアです。

かみ合わせは、すぐにズレます。食前と食後でも異なります。朝と昼、昼と夜でも異なります。前に記述したように、食事内容によっても大きく変化します。

では、ズレの原因は、何でしょう?

一言で言えば、脊椎のズレです。ヒトは脊椎動物であり、行動により脊椎は大きく変化します。脊椎の位置が変化すると、頭蓋の位置も変化します。ヒトの上の歯は、頭蓋と密接している上顎骨に付着しています。よって、頭蓋の位置が変化すれば、上の歯と下の歯との関係は、ズレてしまうのです。

問題は、ズレている時間が長くなってしまうと、噛み合わせのズレを補修するために、歯自体が削れたり動いてしてしまうという点です。削れたり動いたりする事に対応しきれなかった場合、歯には動揺が生じてしまいます。動揺が繰り返されると、歯の周りの骨は、歯から離れてしまい、歯周病の原因の一端となるのです。

歯周病管理の2つ目は、噛み合わせの管理となります。

突発的に生じる事もあるため、早期の対応が必要です。