2021/08/02
歯の神経(歯髄)の治療を行ったのち、差し歯を装着する前に、差し歯を支えるための土台を歯に装着するケースが多くあります。 その土台には選択出来る材質が数種類あり、以前は金属製が主な材質でしたが、近年では保険適用になった事もあり、ファイバー製のものが主流となっています。金属製と比べファイバー製には多くの利点があります。
①歯や歯茎が変色しない
金属製の場合、金属イオンが原因で歯や歯茎が変色する可能性がありますが、それが避けられます
②接着力が強い
③丈夫
適度のしなりがあり、もし大きな力(咬合力)が加わっても丈夫
④歯が破折するリスクが減少する
更に大きな力が加わって歯が破折するような事態になったとしても、金属製のように硬すぎないので、ある程度の状態でファイバーがしなる、もしくは折れて最悪の事態(歯を抜く)を回避出来る可能性が大きくなります。
と、このように、歯に対しメリットの大きなファイバー製の土台。歯科治療を受ける際には、土台の材質についても知っておくと良いかもしれません。